マニアック用語であるブロックヘッド

ハーレー

ハーレーのエンジンは、ヘッドの形状からつけられた名称で呼ばれることが多いです。今までに様々なエンジンが開発されて、世に送り出されてきましたが、ハーレー乗りにのみ通じるであろうマニアックな呼び名があります。

一番最初のサイドバルブエンジンはフラットヘッドと呼ばれ、シリンダーヘッドを取り外すと、バルブとピストンが平行に並んでいる事から名付けられました。

次はナックルヘッドで、ヘッド形状が握り拳のような形をしている事から名付けられました。次はパンヘッドで、ヘッド形状が鍋(パン)をひっくり返したような形をしている事から名付けられました。

次はショベルヘッドで、ヘッド形状がショベルのような事から名付けられました。次はブロックヘッドで、ヘッド形状がブロックのような形をしている事から名付けられました。

しかし、この呼び方は格好悪いという理由で流行りませんでした。このエンジンはそれまでのエンジンに比べてかなり改良され、ハーレーの信頼性を向上させたのでエボリューションエンジンという呼ばれ方をしましたが、そちらの方が馴染みが良かったようです。

次のエンジンにはファットヘッドという呼び名がありますが、ブロックヘッド以来、通称で呼ぶことがあまり根付いていないのが現状で、カムが二本になったことからツインカムエンジンと呼ばれることが多いです。このようなマニアックな呼び名を調べてみるのもハーレーの楽しみ方の一つでしょう。