ハーレー乗りの憧れパンヘッド

ハーレー

ハーレーダビッドソンの中でも特異的に人気のあるのがパンヘッドと呼ばれるもので、ナックルヘッドの後継機として登場したエンジンのことを指します。

初めて登場したのが1948年で、マニアックなハーレー乗りなら憧れとも言える伝説の名車「ヨンパチ」に搭載されています。

1世代前のナックルヘッドは優れたエンジンの性能を持っていましたが、オイル漏れやオーバーヒートなどの故障が相次ぎ、問題点も多く指摘されていたため、それらの改善をすることを目的として開発されたのがパンヘッドです。

名前の由来はなべのような形状をしたロッカーカバーを見て付けられた呼び名で、スペックとしてはナックルヘッドと大きな違いはありませんが、シリンダーヘッドが鉄からアルミ素材に変わったことでオーバーヒートに対する信頼性が飛躍的に向上しています。

また、金属の中でも軽いアルミへと変化したことから、結果的に軽量化に繋がっているのも特徴です。ちなみに日本ではビンテージとして扱われていますが、生産国のアメリカではナックルヘッド以前のモデルをビンテージとして捉えるようです。