マニアックなツインカムエンジン

ハーレー

アメリカ製のバイクで有名なハーレーダビッドソンは、エンジンのスタイルによって人気が違い、パワー重視でかつ安定性もあるナックルヘッド、後継機となるパンヘッド、さらに生産終了後でも取り引きの多いショベルヘッドなどがあります。

これらはマニアックなハーレー乗りには人気のあるものですが、古くとも1984年までしか生産されず、パワー不足が否めないエンジンです。

同年に発表されたツインカム88はカムシャフトを2本にして、排気量を1450ccに底上げしたエンジンとなっており、1日に数百キロを走り抜くアメリカの人達にとって長距離移動でもストレスなく対応できるようになっています。

ただし、これはアメリカでの話で、日本ではそこまでパワーが必要とは考えられず、大きな荷物を載せて長い時間で走り続けるということは少ないため、ややオーバーなエンジンとも言えます。

前世代のワンカム方式でも日本なら十分な性能を発揮するため、基本的にはエンジンのスタイルによって選ぶことになります。